【必読】Webデザイン外注の基礎知識|失敗を防ぐポイント解説

バナー制作、LP制作、サイト制作など、Webデザインは企業のマーケティング活動において欠かすことのできない存在です。

でも、「何を基準に外注先を選べば良いか分からない」「これまでの付き合いで同じ業者に頼んでいるけど、本当に良いのだろうか?」と考えている担当者の方は多いのではないでしょうか?

そこで、本記事では、Webデザインを外注する際に押さえておきたい基礎知識や、外注先選びのポイント、コミュニケーション方法、契約書の重要性、クラウドソーシングの活用方法、トラブル対処法などを解説していきます。

本記事を読むことで、Webデザインを外注する際に必要な知識やスキルを身につけ、効果的な外注先選びを行うことができます。外注先とのトラブルを未然に防ぎ、スムーズな業務遂行につなげるために、ぜひ参考にしてみてください。

1. Webデザインを外注する際の基礎知識

「Webデザインの外注」とは、企業や個人が自社でWebデザインを行うことができない場合、外部の専門家にWebサイトなどのクリエイティブのデザインを依頼することです。

ここでは、Webデザインを外注するメリットとデメリット、外注する際の基本的な流れを確認していきます。

1-1. Webデザインを外注するメリットとデメリットは?

Webデザインを外注するメリットとしては、社内に専門知識やスキルを持っている人材がいない場合でも、高品質なクリエイティブを作成してもらえることが挙げられます。また、スキルの高いWebデザイナーに依頼することができれば、マーケティングの効果もぐんと高まることでしょう。

一方、Webデザインを外注するデメリットとしては、コミュニケーションの不足や誤解、契約書の不備などの問題が発生することがあります。そのため、Webデザインを外注する際には、細心の注意を払って外注先の選定や契約書の取り決め、コミュニケーションなどを行う必要があります。

1-2. Webデザインを外注する際の基本的な流れは?

Webデザインを外注する際の基本的な流れは、以下の通りです。

・目的やニーズの明確化

目的やニーズが明確化できていなければ、こちらの意図をWebデザイナーに的確に伝えることが出来ず、思ったような仕上がりで納品してもらえない場合があります。その場合、修正を繰り返すことにもなりかねず、スケジュールや予算がオーバーしてしまうことにもなりかねません。

・外注先のスキルを確認する

外注先を選ぶ際には、ポートフォリオや実績、評判などを確認することが重要です。過去の作品を見て、品質と価格が適正かなどの視点でチェックしましょう。

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・見積もりの作成と契約書の取り決め

サムネイルやバナーなど低価格の制作物では、特段契約書を結ぶ必要性はありません。ですが、デザイン性の高いWebサイトなど高額な取引になる際には、契約書を結んでおくと後々のトラブルを回避することができるため、安心です。契約書には、プロジェクトの内容や価格、納期、保証事項などを含めておくと良いでしょう。

・作成に関する情報共有

企業のイメージ、ターゲット層、デザインの方向性などを外注先としっかり共有しておくことが必要です。情報共有が上手くいかない場合、やりとりの往復回数が増え、非効率な仕事の進め方になってしまいまう。

・成果物の確認と修正

修正が必要な箇所があれば、外注先に指示を出して修正を行ってもらいます。修正指示は「どこをどうするか」を明確にしておくとやりとりがスムーズになるでしょう。

概ね上記の流れで仕事を進めていくイメージを持っておくと良いです。

Webデザインの外注は、自社でWebデザインを行えない場合や、自社で行うことがコスト的に不利な場合などに、有効な手段です。

ただし、適切な外注先の選定やコミュニケーション、契約書の取り決めなど、注意点もあります。これらを十分に検討した上で、Webデザインを外注を活用することで、自社のWebサイトやマーケティングに活用するクリエイティブなどをより魅力的で訴求力の高いものにできます。自社の予算や人員などのリソースを考慮して効果的にWebデザインを外注していきましょう。

2. Webデザインの外注先を選ぶポイント

Webデザインを外注する際には、適切な外注先の選定が重要です。外注先を選ぶ際のポイントとしては、以下の点が挙げられます。

・外注先のポートフォリオや実績の確認

・価格や納期、品質の確認

それでは、この2点についてポイントを解説していきます。

2-1. ポートフォリオや実績を確認する方法は?

ポートフォリオや実績を確認する方法としては、以下のような方法があります。

まず、外注先のWebサイトを訪問し、ポートフォリオを閲覧してみましょう。多くのWebデザイン会社やWebデザイナーは、自身のWebサイトにポートフォリオを掲載しています。ここで、過去のプロジェクトの実績やスキルを確認することができます。

ポートフォリオが掲載されていない場合や掲載されている情報だけで判断ができないという場合は、過去のプロジェクトの成果物や実績を提供してもらえるか問い合わせてみると良いでしょう。

さらに、口コミサイトやレビューサイトなどを利用し、Webデザイナーに関する評判やレビューを調べることで、信頼性や実力を把握することができます。もっと詳しく知りたいという場合は、Googleビジネスプロフィールの口コミ、SNSでの評判なども調べてみるのも良いでしょう。

2-2. 値段や納期、品質のバランスをどう考えるべきか?

まず、値段に関しては、外注先によって異なります。低価格な外注先を選べばコストを抑えることができますが、品質が低下する場合もあります。一方で、高価格な外注先を選ぶことで、高品質なWebデザインを取得できますが、価格に見合った成果が出ない場合もあります。価格に関しては、自社の予算に合わせて検討しましょう。

次に、納期に関しては、Webデザインの完成までにかかる期間は外注先によって異なります。納期が短い場合は、急いでWebデザインを行いたい場合に適していますが、品質が低下する可能性があるため、注意が必要です。一方、納期が長い場合は、品質が高くなる可能性がありますが、プロジェクト期間が長くなるため、自社のスケジュールに合わせて検討しましょう。

最後に、品質に関しては、先述したように外注先の実績やスキル、ポートフォリオを確認することが重要です。Webデザインの品質は、WebサイトやWebアプリケーションの見た目や使い勝手、ユーザー体験などに大きな影響を与えます。価格に見合った品質かどうかをチェックするようにしてください。

3. 外注先とのコミュニケーション方法

Webデザインの外注を行う際には、外注先との適切なコミュニケーションが必要です。適切なコミュニケーション方法としては、以下の点が挙げられます。

まず、最初に外注先との打ち合わせをしっかりと行うことが重要です。プロジェクトの目的や要件、納期などを明確にすることで、外注先との共通認識を持つことができます。また、Webデザインのイメージや方向性などを共有することで、行き違いが発生しにくくなるでしょう。

次に、定期的な進捗報告を行ってもらうことも重要です。プロジェクトの進捗状況や問題点を把握することができ、必要に応じて調整や改善を行うことができます。

3-1. 進捗報告や質問の仕方など、コミュニケーションで注意すべき点は?

進捗報告や質問の仕方など、コミュニケーションで注意すべき点としては、以下の点が挙げられます。

まず、進捗報告では、実績と目標を明確に示すことが大切です。進捗状況や問題点なども明確に報告し、必要に応じて改善策を提案することが求められます。また、質問に関しては、分かりやすく簡潔に質問することが重要です。質問内容については、プロジェクトに関する具体的な内容や要件を含めることで、回答が返りやすくなります。

3-2. コミュニケーションツールの選び方は?

コミュニケーションツールの選び方については、外注先とのコミュニケーションに合わせて選定する必要があります。代表的なコミュニケーションツールとしては、以下のようなものがあります。

・メール

メールは、外注先とのやり取りに最も一般的に使用されるツールの一つです。長文のやり取りや、添付ファイルのやり取りに適しています。ただし、返信に時間がかかる場合があるため、緊急性の高いやり取りには向いていません。

・チャットツール

チャットツールは、リアルタイムでやり取りができるため、返信が早いことが特徴です。また、簡単なやり取りや、進捗報告などに適しています。ただし、長文のやり取りや、複数人でのやり取りには向いていません。

・ビデオ会議ツール

ビデオ会議ツールは、対面でのやり取りに近い形でコミュニケーションができます。リアルタイムでのコミュニケーションや、デザインの確認などに適しています。ただし、準備が必要なことが多く、場合によっては設備や通信環境の問題が生じることもあります。

コミュニケーションツールの選定にあたっては、外注先とのやり取りに適しているかどうか、プロジェクトの進捗状況や目的に合わせて選定することが重要です。

4. 外注先との契約について

Webデザイン外注を行う際には、外注先との契約が必要となる場合があります。契約を行うことで、プロジェクトの進捗状況や納期、品質に関する条件を明確にすることができます。また、契約書には、各自の権利や義務が明確に示されるため、トラブルや紛争の予防にもつながります。

4-1. 契約書で確認すべきポイントは?

契約書で確認すべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

・プロジェクトの目的や要件、納期、価格などの条件が明確に示されているか

・制作物の権利や納品物の管理、著作権の取り扱いについて、明確なルールが示されているか

・トラブル発生時の対応や、契約解除の条件、解除に関する費用の取り扱いについて、明確に示されているか

これらのポイントをしっかりと確認することで、プロジェクトの進捗管理やトラブル回避につながります。

4-2. 契約書作成時に気をつけるべきポイントは?

契約書作成時に気をつけるべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

・契約書の用語や内容を、わかりやすく簡潔にまとめること

・適切な契約書の形式を選択すること(一方的な内容や、不適切な条項が含まれている場合は、修正を求めることが必要です)

・契約書の内容を、外注先と共有し、双方の納得ができるようにすること

これらの点を踏まえて、契約書の作成を行うことが重要です。

5. クラウドソーシングでのWebデザイン外注について

クラウドソーシングとは、インターネットを介して、複数の外部の専門家から労力や知識を得ることを指します。Webデザインの外注においても、クラウドソーシングを活用することで、以下のようなメリットがあります。

・専門的な知識やスキルを持ったデザイナーを選択できる

・複数の外部のデザイナーから見積もりを受けることができるため、コストダウンが可能

・自社の人員を増やすことなく、プロジェクトの範囲を広げることができる

これらのメリットを活かして、クラウドソーシングを上手に活用することで費用対効果を高められます。

5-1. クラウドソーシングで外注する際の注意点は?

クラウドソーシングでの外注においては、以下の点に注意が必要です。

・外注先の選定は慎重に行うこと

・外注先のスキルや実績、評判を確認すること

・外注先の報酬額や作業量、納期、納品形式などを明確にしておくこと

・納品物の品質やスタイルに関する細かな指示を明確にすること

・納品前の確認作業を忘れずに行うこと

これらの点を抑えることで、クラウドソーシングを利用した外注で失敗を防ぐことができるでしょう。

5-3. クラウドソーシングでの外注の手順や流れは?

クラウドソーシングでの外注の手順や流れは、以下のようになります。

・プロジェクトの概要や目的、要件をまとめる

・外注先を選定し、見積もりを依頼する

・外注先からの見積もりを比較し、最適な外注先を決定する

・外注先との契約を締結する

・外注先に指示書やワイヤーフレームを送付し、デザイン作業を依頼する

・納品物の確認を行い、修正を依頼する場合は修正作業を行う

・最終的な納品物を確認し、品質に問題がなければ支払いを行う

クラウドソーシングを利用する場合、外注先を慎重に選定することが重要です。外注先選びの際には、ポートフォリオや実績、評判などを確認し、複数の外注先から見積もりを依頼することが望ましいです。また、見積もりを依頼する際には、報酬額や作業量、納期、納品形式などを明確にしておくことが重要です。

外注先との契約締結後は、指示書やワイヤーフレームなどを送付し、デザイン作業を依頼します。納品物の確認や修正作業に関しても、外注先とのコミュニケーションを円滑に行うことが大切です。

最終的に、納品物の品質に問題がなければ、支払いを行います。クラウドソーシングを利用することで、専門的なスキルや知識を持ったデザイナーを選択し、自社の目的に合った成果物を効率的に作成することができます。

6. 外注先とのトラブル時の対処法

きちんとした下準備をせずに外注に作業依頼をしてしまうと、後々思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。ここでは、トラブルが発生した際の対応策とトラブルを未然に防ぐための対策について説明していきます。

6-1. 外注先とのトラブル時に最初に取るべき行動は?

外注先とのトラブルが発生した場合には、以下のような行動が最初に取られるべきです。

・まずは冷静に事実関係を確認する

・問題の原因を明確にし、可能な限り証拠を集める

・外注先とのコミュニケーションを取り、問題を解決するための交渉を行う

・解決が難しい場合には、専門家のアドバイスを求める

感情に任せて対応を進めてしまうとトラブルによる不利益が拡大してしまいかねないです。また、解決までの時間が長引くことで時間の浪費や心理的ストレスの増大など負の影響が拡大してしまうのです。冷静になって一つ一つの手順を進めていきましょう。

6-2. トラブル時にはどのような解決策があるか?

外注先とトラブルが発生した場合には、以下のような解決策が考えられます。

・交渉による解決

・外注先の業務を他社に委託する

・弁護士に相談し、法的措置を取る

トラブル解決にあたっては、問題の原因や程度によって適切な解決策を選択する必要があります。特に、解決が難しい場合には、専門家のアドバイスを求めることが望ましいです。

6-3. トラブルを未然に防ぐための対策は?

外注先とのトラブルを未然に防ぐためには、以下のような対策が有効です。

・外注先の選定を慎重に行うこと

・契約書に必要な事項を明記すること

・納品物の品質や納期、報酬額などについて、細かな指示を明確にすること

・納品前の確認作業を徹底すること

・進捗状況を定期的に確認すること

これらの対策を講じることで、外注先とのトラブルを未然に防ぐことができます。また、トラブルが発生した場合には、冷静に対処し、問題の原因や程度に応じて適切な解決策を選択することが大切です。

7.まとめ

Webデザイン外注をする際、外注先の選び方やコミュニケーション方法、契約書の重要性やトラブル時の対処法など、様々なポイントに注意する必要があります。

まず、外注先の選び方では、実績や評判を確認することが重要です。また、値段や納期、品質のバランスを考慮する必要があります。面談で質問する際には、制作の流れや修正対応などを確認しましょう。

コミュニケーション方法では、定期的な進捗報告や適切な質問の仕方などに注意が必要です。選択するコミュニケーションツールにも注目し、相手の都合や状況に合わせて選択することが大切です。

契約書の作成時には、納期や品質に関する条件などを明確に記載することが重要です。また、契約書の存在によってトラブルを未然に防ぐことができます。

トラブル時には、まずは相手とのコミュニケーションを大切にし、解決策を共同で探しましょう。トラブルを未然に防ぐためには、契約書の作成や進捗管理の徹底、不安な点の共有などが必要です。

クラウドソーシングを利用する場合には、得意分野やスキル、ポートフォリオなどを確認することが重要です。また、手順や流れについても把握しておくことが大切です。

外注先の選び方やコミュニケーション方法、契約書の重要性やトラブル時の対処法など、様々なポイントに注意して、効率的・効果的にWebデザインの外注を進めましょう。

703designでは、丁寧にヒアリングをした上で、お客様にご納得いただける価格でご期待以上の成果物を納品するように努めています。

外注先の選定に迷われている方は、ぜひ、お気軽にお問合せください。

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